こんにちは、ミアです!
日本では毎年12月になると「流行語大賞」が発表されて、その年の話題を振り返るのが恒例ですよね。
ニュースやSNSを見ながら「これ聞いた!」「え、こんなの流行ってたっけ?」ってツッコミを入れるの、 ちょっと楽しいですね。
そんな様子を見ていると、台湾人の私は毎年こう思います——「台湾にも、こんな流行語大賞があったら いいのに!」
実際、台湾でもいろんな言葉がネットでバズったり、政治家の発言がネタになったりするんですが、 それらを一つにまとめて発表するような文化はまだありません。
というわけで今回は、台湾人の私が勝手に選んだ「2025年の台湾流行語ベスト3」をご紹介します。
今年の台湾をちょっとだけのぞいてみましょう〜。
① 「大罷免(dàbàmiǎn)」
・罷免(bàmiǎn):リコール
2025年、台湾ではいくつもの政治家に対する「大罷免」という運動が起こりました。
これは市民が政治家の解任を求めて署名・投票する運動です。
支持する人たちは、政治家が中国共産党の影響を受けていると主張し、台湾の民主主義や自由を守るためだと言っています。
一方で、反対する人たちも大勢いて、すべての罷免案は最終投票で否決されました。
この「大罷免」は、政治への関心を高めるきっかけになった言葉で、台湾のSNSで大きく話題になりました。
② 「鏟子超人(chǎn zi chāo rén)」
・鏟子(chǎnzi):スコップ。
・志工(zhìgōng):ボランティア。
9月、花蓮という都市のある地域で大きな洪水と土石流が起こりました。地元の人やボランティアが自発的 に現地へ駆けつけ、泥やがれきをスコップで一生懸命に取り除き始めたのです。
その姿が「鏟子超人 (スコップヒーロー)」と呼ばれ、台湾のメディアで大きく取り上げられ、感動を呼びました。
最初はある屋台の親子が「泥遊びに来ようよ!」という軽いノリで呼びかけたところ、それがSNSで広まり、 多くの人が雨具やシャベルを持って列車で現地へ向かったというユニークな始まり方も話題になりました。
2025年の台湾で最も温かい話題のひとつだったのではないかと思います。
③ 「從從容容游刃有餘(cóng cóng róng róng yóu rèn yǒu yú)」
・從從容容(cóng cóng róng róng):落ち着いているさま。
・游刃有餘(yóu rèn yǒu yú):余裕を持って物事をこなすこと。
このフレーズはもともと、2017年に台北市議員の王世堅氏がユニバーシアードの工事の遅延を質疑する 中で使った言葉でした。
彼は「本來應該從從容容、游刃有餘,現在是匆匆忙忙連滾帶爬!」(本来は 余裕を持って対応できたはずが、今やドタバタで這うような状況だ)と批判したのです。
それが時を経て、2025年に中国の音楽プロデューサーによって《沒出息(情けない)》という中毒性のある リズムの楽曲にサンプリングされ、ネットで瞬く間にバズることに。TikTokなどでバズり、人気流行語となり ました。
まとめ
2025年の台湾では、政治から災害ボランティア、そして日常の言葉まで、さまざまなシーンで人々の 共感を呼んだ言葉がありました。どれも台湾社会の「考え方」「行動」「価値観」を映し出す鏡のようです。
台湾に暮らしている皆さんは、今年ほかにどんな流行を感じましたか? 来年はどんな言葉が話題になるのか、今から楽しみですね!