皆さん、こんにちは!台湾旅行といえば何を思い浮かべますか?
おいしい小籠包、活気あふれる夜市、
あるいは九份の幻想的な景色でしょうか。
もちろんそれらも魅力的ですが、台湾をより深く知るためのキーワードがもう一つあります。
それは、人々の暮らしに寄り添う「神様」の存在です。
台湾の神様といえば、皆さんは何を思い浮かべるでしょうか?
実は、台湾で最も愛されているのは「媽祖(まそ)」という海の女神様なんです。
今日、皆さんにご紹介したいのは、私の地元である台中の町「大甲(dàjiǎ)」が誇る、世界最大級の宗教イベント「媽祖巡礼(媽祖遶境:māzǔràojiìng)」です。
熱気と人情に満ちた台湾の素顔を、
地元の視点からお伝えします!
媽祖様ってどんな神様?
媽祖様は、もともと航海の安全を守る女神様でしたが、今では健康、學業、恋愛、ビジネスなど、
あらゆる願いを聞いてくれる「国民の母」のような存在です。
台湾全土には1,000以上の媽祖寺があると
言われており、台湾の人にとって、困った時に真っ先に相談に行くのが媽祖様なのです。
さて、そんな媽祖様が主役のビッグイベントが、毎年春に行われる媽祖巡礼です。
「これはいったい、どのような活動なのでしょうか?」 簡単に言うと、媽祖様の神輿と一緒に、
何日もかけて約340キロを歩く壮大なパレードのことです。
私の地元・大甲から始まる9日間の旅
私の地元、大甲の街はこの時期になると、一年で最も熱い活気に包まれます。
巡礼の列はのべ百万人。この規模は「世界三大宗教行事」の一つに数えられるほどです。
でも、なぜこれほど多くの人が、足の痛みや疲れを承知で歩き続けるのでしょうか?その答えは、
道中で繰り広げられる「ある光景」に隠されています。
差し入れでいっぱいになってしまう
巡礼の道を歩いていると、観光客の皆さんはきっと驚くはずです。道端でおじいちゃんやおばあちゃん、
あるいは地元の企業の人たちが、「これ食べて!」「喉乾いてない?」と笑顔で食べ物や飲み物を
配っているのです。
これらはすべて無料。ベジタリアン料理のお弁当、炊きたてのおにぎり、冷たいスイカ、お茶…。
これらは「縁を結ぶ」という文化で、媽祖様への感謝を込めて、巡礼者に振る舞われます。
「見ず知らずの人から食べ物をもらうなんて…」と最初は戸惑うかもしれませんが、勇気を出して
受け取ってみてください。その温かさに、きっと心が動かされるはずです。
五感で感じる!爆竹の轟音と「鑽轎(zuānjiào)」の神秘
鳴り響く爆竹の音、色鮮やかな衣装の伝統芸能団、熱気ムンムンの群衆。
そして、最も感動的な儀式が「鑽轎(zuānjiào)」です。
これは、媽祖様の神輿が通る時に地面にひざまずき、自分の体の上を通り過ぎてもらうことで平安を
祈るもの。
何百メートルも続く人々の列が地面に伏して神輿を待つ姿は、信仰の純粋な力を感じさせて
くれます。
媽祖巡礼は、決して信者だけのものではありません。
最近では、若い人が「自分探し」のために
参加したり、外国人が数キロだけ一緒に歩いて文化を体験したりすることも一般的になっています。
もし春に台湾を訪れる機会があれば、私の地元・大甲にもぜひ遊びに来てください。
地元の人から手渡された温かいお茶を飲み、爆竹の煙を抜けたとき、みなさんはきっと「本当の台湾」に
出会えるはずです。
そこには、言葉の壁を越えた温かな繋がりと、明日を生きるための力強いエネルギーが
満ち溢れています。
次の台湾旅行、神様と一緒に歩いてみませんか?
もし「実際の雰囲気を見てみたい」と思った方は、こちらの動画もぜひご覧ください。